名誉やら権力やら金銭やら能力やら
そんなものごとにとらわれ、巻き込まれ、一定の距離を置いたり、近づいたりしながら人は生きています。やるせなく悩ましい。
毅然と超然とお構いなしに生きている人はそんなにいない。きわめて少ない。それでもわれ関せず生きている人は、いる。
変わり者か、偉人か、のどちらかかな。
話しはかわって、この人はすごい人やな、と思う人。今日 M1の司会をしていた今田耕司という人。心優しき天才やな、と思う。
彼は学生時代、あまり勉強は得意ではなかった。かなり得意ではなかった。まったくと言ってよいほど不得意であったらしい。社会に出て人並みに生活するのは無理なのではないかというほど。そんな話を彼自身がしていたのを数年前にテレビ番組で見たことがある。定時制高校をなんとか卒業した。そんな彼である。
人間が人間を理解するとはどういうことなんやろ。人間の生きている社会を知るとはどういうことなんやろ。彼に備わっているのはそんな力なんやろな。
根本的な悲しみをどこかで乗り越えたんやろな。それを笑いにかえて。
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